犬の飼い方・しつけ方

お留守番恐怖症を克服するには 分離不安のトレーニング

情報掲載日:2010年9月28日

ボレは落ち着きがなく、人なつっこい雑種犬。1つだけ問題があって、ひとりでいることができないのです。分離不安・・・ 飼い主さんがほんのちょっとでも家を空けると、大騒ぎで廊下を走り回り、ひっきりなしに吠えます。そのため近所の人にはあまり好かれておらず、市役所に通報されたこともあります。ボレは生後およそ6週間のときに、気の毒に思った飼い主さんに保健所から引き取られました。当時はかなり体調が悪く、しょっちゅう獣医さんのお世話になっていました。飼い主さんは当然のようにボレを甘やかし、常に彼が中心でした。 ボレの例は、子犬の時にあまりにも早く母親や兄弟から離された犬に典型的なものです。とくに早く親から引き離されてしまうペットショップから来るワンちゃんに見られます。 この体験がトラウマになり、分離不安を抱えるようになったのです。飼い主さんが徹底的にボレにかまったことで、この問題行動はさらに強化されてしまいました。 問題行動を変えるために、ボレは自信をつけなければなりません。 ステップ1 まず最初に、家の中のいたるところで飼い主さんについて回るのをやめなければなりません。 ボレがリラックスできる場所を割り当てるようにします。そこにボレのクレート(ハウス)を置き、さらにお気に入りのおもちゃを入れます。安心できるということで、キャリーボックスを好む犬もいます。大切なのは、愛犬が安心でき、守られていると感じること。 最初は居間のドアを1分間閉めるだけで十分です。およそ10分間、ベッドにおとなしく寝ていられるようになるまで、この練習を続けます。 ステップ2 ジャケットを着て家のカギを手に持ち、約10分後にまた脱いでカギを置きます。ジャケットを着るという行為と外出を、ボレが結びつけて考えないようにしなければなりません。その後、愛犬を少しの間ひとりにしてみます。ここでは、少しずつ始めることが非常に大事です。いきなり愛犬を長い間ひとりにするという誤りを犯してはいけません。最高で1、2分、それ以上はダメです。かといって部屋に閉じ込めてはいけません。自由に動き回れるようにします。 家を出るときや帰ってきたときは、落ち着いてリラックスし、感傷的にならないように気を付けます。 外出前および帰宅後の10分間は、できる限り犬に構わないようにします。大がかりな別れの儀式や、さらに心のこもった帰宅後のあいさつは、問題行動を強めるだけです!!!この行動障害を抱える犬には、朝起きたあとのあいさつや、寝る時の「おやすみ」の方がずっとよい影響を与えます。 愛犬がお留守番の時間を気持ちよく過ごせるように、テレビやラジオをつけておくのもいいでしょう。お気に入りのおもちゃやおやつの骨を置いていくのも手です。 愛犬と一緒に過ごす時間には、遊びを充実させましょう。満ち足りた犬であるためには、身体的にも精神的にも、その能力を十分に発揮する必要があるのです。 異常なくらいの散歩が丁度よいくらいです。 これらのことに注意してトレーニングをすればは「お留守番もそれほど悪くない」ということを学習できるでしょう。 ただし、このトレーニングには相当な時間が必要です。間違っても数週間で治ると期待してはいけません。最低でも半年くらいをかけてトレーングする強い意志を持たなければ改善されることはないでしょう。 逆に見れば、努力は報われます。 頑張りましょう☆ ポイント かまい過ぎないように!!! お留守番の前に、長めのお散歩をするようにしましょう。 ジャケットやコートは外に出てから着るようにしましょう。 お気に入りのおもちゃや、おやつの骨をベッドに置きましょう。 「いってきます」「ただいま」は言わないように。 ドッグスポーツを通じて、身体的・精神的に犬の能力を十分に発揮させましょう。 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへにほんブログ村 人気ブログランキングへ

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